代表あいさつ

 多くの観光のお客様でにぎわう倉敷市美観地区、江戸時代は天領として商人たちが活躍する町でした。連綿と続く歴史を守りながら発展しているのが、この町の特色の一つだと考えます。私たち有隣会は、江戸時代からこの倉敷で生活を営み続けている大原家の志を現代に活かすことを目的にしています。
 大原家は多くの仲間たちとともに事業経営と社会貢献活動を行ってきました。まさに、有隣会の名前の由来となった論語の一節「徳不孤必有隣」の言葉の通りでした。そして私たちはその志を継ぎ、現代において実践して参ります。
「過去の歴史と未来の希望の接触点としての現在」
 大原家8代目の大原總一郎が遺した言葉です。私たちは、大原家の歴史と人々の未来の希望の接触点としての現在を大切に活動して参ります。
 今後ともよろしくご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

一般財団法人有隣会<br>代表理事 安井昭夫

再編趣意書

 二十一世紀も十年が経過した今、世界では国際社会が直面する諸課題が人類の前に大きく立ちはだかり、日本社会でも私たちが抱える諸問題が相次いで顕在化しています。 私たちは、今、新しい模索の時代の入り口に立っているのです。
そのような時、倉敷の大原家が代々継承してきた事業の中に生きている精神は、貴重な指針を与えるゆるぎない精神遺産であると、私たちは考えます。その精神遺産は、大原孫三郎、總一郎父子の思想と行動の中で、現代的意義付けを獲得し、今に活きています。
有隣会は、大原孫三郎、總一郎父子の事績を顕彰し、その志を広く世に伝えることを目的とする会です。ここに集うのは、その「大原精神の理念」で結ばれた精神的隣人たちです。 私たちは、この有隣会をして、より広く「大原精神の理念」の真髄を極め、これを後世に伝えるための活力ある組織として再発足させたいと考えます。
その趣意に沿い、ここに、有隣会は、新しい規約を定め、有志を募り、再発足します。

設立発起人大原謙一郎